株の窓口THE相場勘 ~トランプ大統領と規制緩和~

NYダウは再度、高値を更新。マーケットは年末商戦に入っていますが、ホリデー気分も高まってきており、取引は薄商いです。ハイテク銘柄が昨晩は下落していますが、値動きが大きくなっており、確かな動きではないような気がします。

減税法案については本会議での可決の可能性についてですが、上下院の案があまりに相違がありますので、すり合わせをするのにここからが長くなると見ています。上院は引退が決まっている議員が反対しており、来年の中間選挙に影響の無い人達なので可決は来年に持ち越すのではと個人的には見ています。30年ぶりの税制改革ですので、妥協せずに急ぐ必要もないのではないでしょうか。

トランプ氏が大統領に就任してから規制緩和の流れがあります。直近では金融規制緩和に関する役職に緩和賛成派の人が就任しています。税制改革法案が成立すれば、恩恵の強い金融セクターに注目が集まり更なる上昇が見込める可能性があると思います。

トランプ大統領のエネルギー政策に関する規制緩和はかなり米国マーケットに利いてきていると思います。エネルギーセクターを緩和することで、そのセクターだけではなく、鉄鋼製品や設備投資関連、しいてはその関連の雇用にもつながりますので、米国の中部では影響の大きいセクターですの、環境の点では色々な意見があるとは思いますが、ビジネスの点ではプラスだと思います。