株の窓口THE相場勘 ~トランプ大統領の演説について~

本日、トランプ大統領の演説を無事に通過しました。
日本のマーケットの反応としましては、無事に通過したという安心感があったかのように見えました。私も1時間に渡る演説を食い入るように見ていましたが皆様はどのように見えましたか?

主な内容としては
・大規模な減税をすると訴えました。
・雇用創出の為に約110兆円のインフラ投資をと議会に訴えていました。
・国防費については歴史上一番の増額をすると言っていました。
・薬価を下げて、保険についてはどこの州の保険も自分の意思で加入できるようにすると言っていました。
・TPPからは離脱を再度表明し、米国の雇用を奪ったものとして批判しました。
・FDAの承認をよりスピーディにすることもの訴えていました。

減税をして小さな政府をと言っいつつインフラ投資にどんどんお金を使おうと言うことには矛盾もありますが、トランプ大統領はどのように行うのか・・・
今後のトランプ大統領の手腕に期待というところでしょうか。

「アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇うこと」これも選挙期間中同様に訴えていました。

一方で今までとは違い、他国と協力する姿勢を見せましたが、その分、安全を守るために費用を出すよう訴えていました。

今までのトランプ大統領の演説から比べると、とても柔らかいイメージの演説だったと思いますが、今後の政策の方向性について、お金を使う方法については言及していましたが、どこからその予算を持ってくるか、どの部分の予算を削減するかについては言及がありませんでした。

減税については驚くべき内容・・・と言うのが私には詳しい説明が無かったように思えますが、今晩の米国がどのように反応するか、失望する形にならなければとは思いますが、個人的には当たり障りの無い形の演説だったようにも思えます。

ただ、毎回、トランプ大統領の演説を見ていて思うのは「とにかく頼もしい!」と言うこと。
ぶれることなく、常に堂々としている姿は、自信にあふれており、米国の今後を期待せずにはいられない・・・と感じます。

演説直後の反応と言うのは夜の米国の動きで無かったことにされてしまうことも多いので、今晩の反応をまずは見てから・・・
でないと日本の方向は見極められないのではないでしょうか。