株の窓口THE相場勘 ~トランプ氏の非公式会談~

夜のうちにドル円は118円台に突入。ここまでくると次に意識されるのは今年1月29日に付けた121.68円になるのでしょうか・・・
昨日米国の長期金利とドル高について(参照:こちらをご覧下さい)や、日経平均CMEドル建てについて(参照:こちらをご覧下さい)、株の窓口THE相場勘でご紹介しましたが、これらを考慮すると、すんなり121円まで行くというのはいかがでしょうか・・・

現在の株式市場は、為替の動きに注視しています。ドル円の動きを見る上でトランプ氏の動向はしっかりとチェックする必要があると思います。

米国の利上げが大きく注目されている裏側で12月14日(米国時間)、トランプ氏と反トランプ派だったシリコンバレーのトップの方達との会談が行われていました。内容については非公式なものの為、発表されていませんが、参加メンバーを見ると、後にも先にも、このようなメンバーが集まることは無いのではないか?!と言うほどです。

アップルCEOのティム・クック氏、アルファベットCEOのラリー・ページ氏、マイクロソフトCEOのサッチャー・ナデラ氏、テスラモーターCEOのイーロン・マスク氏、アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏、IBMのCEO・ジニ・ロメティー氏、インテルCEOのブライアン・クラーザニッチ氏やオラクル、FB、シスコシステム、グーグルの代表がこの会合に参加しました。

非公式とはないっていますが、2時間の会合では移民問題や中国問題、サイバーセキュリティや税制について話し合われたと見られています。

また、アップルCEOのティム・クック氏とテスラモーターCEOのイーロン・マスク氏は別途トランプ氏と非公開の会合を行うことになったとも伝えられています。米国では、アドバイザーとして政界に入るのでは・・・との声があるようです。

トランプ氏の掲げるインフラ投資にとってハイテクの力は現在、必要不可欠になってくる為、今回の会合で協力を求めたのではないでしょうか。また米国の報道では、ベトナムや中国で製造しているアップルのスマートフォンを米国で生産をするよう、トランプ氏はクック氏に圧力をかけたと伝えられています。

実現するとしたら、中国やベトナム経済に与える影響は・・・
対外関係の貿易を含め、トランプ氏が内向きの保護貿易を進めていくのか・・・
トランプ氏の動向から目が離せません。

トランプ氏が時期大統領に決まったこともあり、現在の米国はインフレ期待が上がってきています。デフレから脱却できたことに関しては一安心ではありますが、インフレとの関係が
気になります・・・
トランプ氏のFace Book記事『USA TODAY』より(参照;英語がお分かりになる方は、是非読んで見てください