株の窓口THE相場勘 ~トランプ相場と為替の関係~

本日の日経平均株価は、昨日の米国指標の上昇、大発会ならではのご祝儀相場もあいまって大幅高となりました。為替も118円台を付けたことで買い安心感からリスクオンの動きとなったようです。

新年度に入り、トランプ氏の就任までカウントダウンとなってきました。昨晩トランプ氏は、各国との通商交渉などにあたる新政権の通商代表に、レーガン政権で次席通商代表を務めたロバート・ライトハイザー氏を起用すると発表しました。ライトハイザー氏は、各国との交渉にあたって、商務長官への起用が決まっているロス氏や通商政策を大統領に助言する国家通商会議のトップに起用されるナバロ氏と、緊密に政策調整を行うとしています。

アメリカの国益を強く主張するトランプ氏の政策によって、各国との摩擦が生じないか懸念する見方もあり、ライトハイザー氏がどのような交渉姿勢を示すか注目が集まっています。

また、トランプ氏は昨晩twitterで
「General Motors is sending Mexican made model of Chevy Cruze to U.S. car dealers-tax free across border. Make in U.S.A.or pay big border tax!」
(GMはメキシコ産シボレークルーズを税金を払わずアメリカに輸入している。アメリカで作るか、大きな国境税を払いなさい)と書き込み、それを受けてフォードは16億ドルのメキシコ投資を中止しました。

年始早々、トランプ氏の一挙手一投足に大手企業もフレックスな動きを求められているようです。

全てはトランプ氏の政策、発言、行動にかかっているようですね。先ほどのツィートでは
「I will be having a general news conference on JANUARY ELEVENTH in N.Y.C. Thank you.」
(1月11日にニューヨークで一般的な記者会見を行います、ありがとう)とあります。

また何か発言があるのでしょうね。1月11日、まずは目先の注目DAYになりそうです。