昨晩の米国市場は金利上昇と共に株価は下落しました。
朝方までは前日までの動きを引きつぎ、プラス圏で推移する場面もありましたが、パウエルFRB議長の発言がタカ派だと捉えられたことや、利上げペースも強まるのではないかとの見方も広がり売りに押される形になりました。
パウエル議長発言については特にサプライズがあったようにも感じられず、マーケットに混乱を招くような発言は無かったと思いますが、前日までのハト派的な内容になるのではないかとの期待がはがれたということではないでしょうか。
次に新しい材料が出て流れが変わることがあるとすれば、来週の雇用統計になるのではないかと見ています。
中長期的には金利は3%を大きく超えてくると考えていますが、現時点ではそこまでの地合が固まっているとは思いません。雇用統計までは金利も株式も不安定な相場が続くと思っていますが徐々に買いも集まってくるとも考えています。
本格的な金利上昇の懸念が出てくるとすれば、夏辺りになるのかもしれません。