株の窓口THE相場勘 ~今晩はジャクソンホール会合~

昨晩の米国市場は、ジャクソンホール会合でのイエレンFRB議長・ドラギECB総裁のスピーチを見極めたいとの動きからか、3指数揃ってマイナスで引けはしたものの、方向感の乏しい一日だったようです。
発表のあった米・新規失業保険申請件数は予想よりも良い結果ではあったものの、その後発表のあった米・中古住宅販売件数は予想を下回る結果であり、相変わらず雇用は安定してはいるものの、経済指標はまちまち。このことも全体の方向感を欠く要因なのかもしれません。

今晩(日本時間の23:00)から開かれるジャクソンホール会合ですが、特に重要な発言は無いものとの見方が大半を占めています。
少し前にドラギECB総裁が発言した内容により相場が荒れたことが記憶に新しいところですが、直近でそういったことがあっただけに、会合後の記者会見では、慎重な発言内容になると思っていますし、イエレンFRB議長も9月19日・20日で行われるFOMCまでは、特に政策に関する発言はしないと思います。

直近で発表される経済指標もまちまちなので、この時点で方向感を示すようなことはしないでしょう。ですので、今後の注目は9月に行われるFOMC、そしてECB理事会となるのかもしれません。

今は、ハンターのごとく、配信しようと考えている銘柄の動向をチェックしています。
水面下ではレパトリ減税について着々と進んでいるような報道も出てきていますので、年内に決まるようなことがあれば大きくドル円が動く可能性があります。
以前にこちらのブログでも説明しましたが、レパトリ減税=円安という単純な方式は成り立たないと過去の例を見ると思います。一旦は大きく円高、レパトリ減税を実施する日から一気に円安と言うシナリオになると見ています。(理由が気になる方は、こちら
日本個別では、空売り比率が昨日時点で6日連続で40%を越えています。
海外投資家が売り越しているのが納得出来る数字です。3月末には連日記録で見ると12日連続の40%越えと言うことがありました。
今回は、何日で止まるのか・・・これも全体相場を見る上で気になるところです。

それでは今週もお疲れ様でした。
良い週末をお過ごし下さい。