株の窓口THE相場勘 ~今晩は米国7-9月期GDPに注目~

トランプ相場と言われ、急上昇を続けていましたが、本日の日経平均は一服。出来高も減っていて、買うにも売るにも材料に乏しく様子見ムードが強かったようです。
年末ラリー・年末商戦の期待があるとは思いますが、今後注目材料は「米国の利上げについて」ではないでしょうか?

現在、12月15日に米国の利上げの可能性が高いと見られているようです。指標の見解は、その時々の状況で変わってきますが、現時点では利上げが決定すれば、「米国の経済は堅調」だとみなされる地合だと思います。利上げ前の「駆け込み需要」で、米住宅ローン申請が活発化していることもあるので、今回の利上げも見送られると・・・

また利上げ発表前後は、重要指標発表の度に「利上げの可能性を見極める」という論点から、相場が荒れる傾向にあります。これまで、地区連銀が発した言葉が相場を左右することも多々ありました。報道、NEWSにアンテナをはっておいた方が良さそうです。
トランプ次期大統領決定以降、米国の景気が良いと見られると、ドルが買われ、ドル高・円安になる傾向にあります。ドル円だけでなく日本の相場にも深く関係しますので、今後出てくる米景気を見極める指標に注視していきたいと思います。

今晩、日本時間の22:30には米国・7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)が発表されます。この指標は各月の月末に発表される指標で、「国内で生産された最終製品や、サービスなどの付加価値の合計」を示したものです。
経済活動を広範囲で把握し、国の全体的な経済状況を測る指標として注目度が高いものになります。

7-9月期の予想は3.0%。
予想に対しての結果や、それを受けての米国市場の反応を見ることで、相場自体が指標をどのように受け止めるのか、どの方向に進みたいのかが見えてくると思います。

今週は毎晩、米国・重要指標の発表が予定されています。気が抜けない週になりますね。