株の窓口THE相場勘 ~日経平均20000円はいつ?~

今年に入ってから続いていた日経平均のアノマニーがくずれてきました。先週までは火曜日は全敗、水曜日は全勝していましたが、昨日は上昇、本日は軟調でした。
やはり商いが少ない中での日銀のETF買いが買い支えにはなっているものの上に買い上がるには難しいようですね。

そもそも今年に入ってから米国が月曜日に軟調な動きを見せており、それを受けての火曜日の日経平均が軟調、火曜日に米国が上昇している日が多くそれを受けて水曜日の日経平均が上昇していただけのことではあり、今週は米国の月曜日が休みという事で商いの少ない日本のマーケットで日銀プレイが目立ったということの表れであり、まだボックス圏内を
推移しているのを見るとやはり方向感は定まっていないと私は思っています。

日経平均が20000円を超えてくるのがいつになるのかと、マーケット関係者の中で話題になることがありますが、私個人の考えでは、次の決算内容を見極めてからとなるのではないかと現在は見ています。もちろんそれには今と同じように米国経済の好調さが見えること、
WTI、ヨーロッパの波乱要因が落ち着いていることが前提とはなりますが。

現在の米国・原油在庫を見ると未だダブついている状態にあり、今の水準が心地よいところなのではないかと思います。5月に行われるOPEC総会で追加の減産が決定するようであれば更なる上も目指せると思いますが。

それでは米国株はどこまで上昇を続けるのか。基調は上向きであるとは思います。ですが、NYダウの騰落レシオは昨晩の時点で、138.658と警戒域にあること、株価が上昇している時には下げるはずのVIX指数が若干上昇していること、また昨晩は公共株と言われる『安定株』が上昇を牽引していたことを見ると、良い経済指標が出てきてはいるが未だトランプ政権に対する不透明感・米国市場の高値警戒感が出てきてはいるということかもしれませんので、一旦は利益確定の動きが出てきてもおかしくないと見ています。

日本の個別銘柄についてですが。
最近私のチェックしている銘柄に逆日歩がついている銘柄が増えてきているようです。昨年末、この逆日歩が原因で踏み上げ相場になりましたが、最近上昇している銘柄を見ると逆日歩がついていたり、貸借倍率を見ると1以下の銘柄も多々出てきています。
一時的には踏み上げと言う形で上昇しますが、それだけ売り目線で見ている投資家が多い証でもあるので、注意が必要かもしれません。