株の窓口THE相場勘 ~来週の公聴会が直近重要ポイント~

大きく反落した米国でしたが、昨晩発表のあった経済指標が良好だったことを受けて、昨晩は切り替えしたものの、反転したと言えるほどの上昇ではなく、やはり来週水曜日(5月24日)の公聴会を前に動きづらい展開が続いています。

日経平均も下がったところでは買いが入るも、上値の重たい展開が続いています。
今のところ、昨日のブログにも書いた通り、トランプ大統領弾劾となる可能性は低いようですが、政策が後連れする可能性が出ているだけに、全力買いは難しいところです。

今のところ、まだ特に懸念はされていないようですが、来月には英国選挙もありますので、近づくにつれて注目される可能性もあると思うと、『Sell in May』の準備をしておくのが懸命かと思います。

またもう一つ注目したいのが原油ではないでしょうか。減産の方向性ではあるものの、直近で発表されている原油在庫については、季節柄、ドライブシーズンである為、この時期の原油在庫は良い数字が出やすい傾向にあります。
今後の流れによっては更なる減産が必要になる可能性もあり、米国のシェール増産も言われていますので、心配の一つとも取れると思います。
マーケット全体が強気な時や需給が良好なときは、多少の懸念は問題視されることもないのですが、6月に入るまでは、米国・日本ともに重要視される経済指標の発表がない為、小さなことが大きな懸念と捕らえられてしまう可能性もあります。

決算発表が終わったこの時期ですと、全体相場に振らされる大型株よりも、個人の好みそうな小型株の動きが活発化されるかもしれません。

いずれにせよ、まずは来週水曜日。こういった問題は日本独自ではどうしようもないものなので、待つしかないですね・・・