株の窓口THE相場勘 ~米国の減税政策について~

会員様に推奨中の銘柄が本日、大きく上昇!
昨日も小幅に上昇していましたが、利益確定まで後ちょっと。こう着感が強い相場勘今日の中、順調に利益を広げています。

長期で見るとボックスで動いていたのと、需要は今後も地味に伸びていくであろうことを見れば、推奨した時点では割安だと思い推奨した中、○○○の発表もありましたので、上昇の良いきっかけになりましたね。株主総会を控えて、機関投資家が動きづらい時には、こういった銘柄の力強さを感じます。

さて、昨晩の米国ですが、発表のあった『5月耐久財受注』、『5月シカゴ連銀全米活動指数』の発表がありましたが、いづれも予想を下回る結果となりました。
この結果を受けてNYダウは一時マイナス圏で推移する時間帯もありましたが、メイ英首相が民主統一党との合意を確保したことが伝えられ、欧州が上昇。外部要因にも支えられ好環境の中、決算を控えた期待感もあり、一時は111ドル高まで上昇した場面もありましたが、アップル、アルファベットなどの大型ハイテク株が売られたことで利益確定売りが広がり、小幅に上昇して終えました。

勿論、決算発表は株価の方向性を決める材料にはなると思いますが、今回の決算は第一四半期決算ということもあり、業績見通しの進捗率を確認するものになるでしょうし、米国の政策に対して不透明感が残る中、大きく上方修正も出しずらいのが企業の本音ではないでしょうか。
もちろん、それでも大型案件が決定したり、個別な実績があれば別ではありますが・・・。

となると、気になるのは米国の動向。
ここ最近の米国の経済指標は、やはり軟調さが続いています。FRBからすると早いうちに、バランスシートの縮小を行っておきたいところだとは思いますが、やはり6月の時点でも予想を下回る経済指標が多かったのを見ると、6月利上げを行ったことは、ジワジワと悪い方に
響いてきてしまうのではないかと考えてしまいます。

税制改革についても、先週、トランプ大統領は年内の実施を目指すと発言はしていますが、1978-1981年に米財務省に勤務していたローゼン・ブルーム氏は、トランプ大統領の15%に法人税率を引き下げることも、ライアン米下院議長が示唆している20%も「夢物語」と発言しています。
他にも28%に法人税率を下げることが精一杯だろうと見るエコノミストも出てきてます。

小幅な税率引き下げでは、内需喚起にはつながらない可能性もありますし、現在の財源に関して、共和党内でも合意が難航していることを見ますと、時間はかかりそうですね。