株の窓口THE相場勘 ~米国イベントに注目~

昨晩の米国は大きく下落しました。寄付きから価格調整が入った形です。一番大きな背景と言えば、長期金利の上昇でしょう。セクター別で見ると、保険関連が大きく値を下げ、上昇したのはNYダウ構成銘柄では2銘柄のみとなりました。

長期金利の上昇については、昨年は少し上昇する場面があってもすぐに落ち着く形でしたが、それがマーケットに安心感を与えてきましたが、今回の長期金利上昇は年末から続いており、懸念が広がってきているのかもしれません。

また為替もドル安に進んでいることもあり、教科書どおりであれば、金利の上昇がドル高に繋がるはずですが、今の動きに関してはいびつな形とも言え、それに対し警戒感が高まっているのかもしれません。

マーケットが調整局面入りしたのであれば、今週はイベントも多く見極めてからとなるのではないでしょうか。本日もトランプ大統領の一般教書演説があり、明日はFOMC、週末には雇用統計の発表があります。

FOMCに関しては特にサプライズは無いと見ていますが、雇用統計で強い数字が出てくれば、FRBも動かざるを得ない状況になる可能性があり、そうなると調整機関は長引く可能性がありそうです。