株の窓口THE相場勘 ~米金利上昇について~

13日の米国株式市場は3日続伸と言う形になりました。昨晩の場合は、反発の反動もあってか、午後からは買いが集まりました。方向感はまだ出ていないとは思いますが値幅が小さかったことから、少し落ち着きを取り戻した印象です。

今回の短期的なマーケット変動に関してFRB・FOMCの動きは今のところありません。金利の上昇によりボラティリティの高さに繋がっている状況にはありますが、ファンダメンタルズに特に変更する見通しも無いことからFRB・FOMCも動きを取れないと言えると思います。

金利の上昇については、今後も続くと見ています。今週初めには大規模なインフラ計画を発表しました。インフラ計画は議会で通らないとの見方も広がっては居ますが、一部でも財政支出を増やしてでも景気拡大に動く姿勢が見えると、景気回復のペースや財政赤字の点から、金利は上昇しやすいと思えるからです。

現在の3%を下回っている金利上昇については心配することは無いとも思いますが、ペースの速さに関して問題視されているようです。3%の大台を超えてくると、景気の動向にも影響を与えてくると思うので、3%を超えてからマーケットが再度触れやすくなるのかもしれません。