株の窓口THE相場勘~米中通商交渉懸念再び~

昨晩の米国市場は大きく反落しました。トランプ大統領が『中国との通商交渉が上手くいくとは思えない』と言うような内容の発言をしたことが売りを呼びこんだことが要因のようです。

米国のテクノロジー企業は底堅い動きを見せています。一時期、様々なスキャンダルによって出遅れていた部分があると思いますが、米国の長期金利の影響を受けやすいセクターでありますので、注意が必要なセクターでもあると思います。今後、長期金利が更なる上昇を見せた場合、売り圧力が強まることも考えられます。

原油価格については依然として堅調に推移しています。昨晩に関しては、OPECが減産をやめて増産体制にという報道も出たことから、利益確定売りに押される展開もありましたが、サウジアラムコの上場と言うビックイベントもあることから、サウジが増産には向かわないのではないでしょうか。

ベネズエラやイランに対する不安材料も引き続き、原油価格の下支えとなると思います。