株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場はFOMCを前に様子見気分の多い一日でした。NYダウはプラスで終えたものの、ナスダック・S&P500はマイナスとなりました。

米中貿易協議が本格化しようとしているところですが、FOMCの結果に期待が高まっているようです。利上げの早期停止をにおわす発言が前回あったことで、更なるハト派のコメントを期待しているように見えますが、米国の経済を見ると、緩和方向にFRBが方向転換するほど悪化していない可能性が高く、FOMC後に声明発表後には出尽くしになる可能性もあるだけに、注意は引き続き必要に思います。

また、米国の金価格の上昇が目立ちます。FRBが金融緩和に舵をとるのではないかとの見方が後押ししているのでしょうし、貿易摩擦の問題や、ブレグジットなど懸念材料を見ると、今後も安全資産としての金は買いが集まる可能性もあるとは思いますが、今晩の米国FOMC後の声明発表で緩和に対する更なるハト派の内容が確認されなければ、一度押すこともあるかもしれません。

今晩のFOMCには要注意と言えるでしょう。