株の窓口THE相場勘

5日の米国市場では米中協議に対する期待は強いものの、特に新たな材料がなかったことから警戒感もあり終始もみ合いの続く展開となりました。

ここまでの上昇の背景にはパウエルFRB議長が政策転換を示唆したこと、米中通商協議の進展期待があったのでしょうが、ここにきて経済指標が悪化し始めていることや、トランプ大統領を取り巻く問題などが取り立たされるなど、年始からの期待から、マクロ面を見極めながらとなるのかもしれません。

ドル円相場については、円安に進んでいます。FRBの金融政策が緩和される・米国の景気減速懸念を思えばドル安・円高に進むと考えるのがセオリーでしょうが、今の為替相場は米国の株式市場の堅調さからドルを買い進める動きが出ていたのではないでしょうか。米国株式市場が、マクロを睨みながらの展開となれば、ドル円相場もゆくゆくはセオリー通りの展開となるのかもしれません。