株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場では、NYダウが久々の下落、S&P500も大きく下落しました。これまでも何度も材料視されていた景気減速懸念に注目があつまりました。

IMFが3回連続で景気見通しを引下げたことで、景気の落ち込みが改めて見つめなおされたようです。前もって伝えられていたことではありますが、連続の引き下げが大きく作用したのかもしれません。

ただし、年初からの上昇の背景にあったのはFRBのパウエル議長が利上げ打ち止めに対する発言をしたことや、中国が景気刺激策を打ち出したことで、政府の政策によるものであり、この政策の裏には景気減速の懸念があったということなのでしょう。

WTIに関しては、産油国の供給面の材料が打ち出されたこともあり、供給不安に注目が集まっていることもあり株式市場との連動と言うよりも産油国の情況によるものが多いと思います。

またEUに関しても米国が関税を課すと発言していることもあり、米国の中国・EU・日本に対しての貿易交渉も続くことから注意が必要かもしれません。

明日の晩の物価指数によっては調整局面が続く可能性もありそうです。