株の窓口THE相場勘

米国市場ではNYダウは3日続落。先週末の雇用統計が好調であったことによりFRBの利下げ期待が後退したことを受け軟調に推移しているものの、引けにかけては買いが集まる場面もありました。

株式市場は利下げ期待が高まりすぎたのではないかとも思いますが、7月のFOMCでは50bpの利下げ期待は後退したものの25bpの利下げ期待は高い水準を維持しています。利下げに関してはまだ期待が高すぎるようにも思えますが、明日の米国時間にパウエルFRB議長の発言が予定されていますので、もう少し利下げの可能性について見えてくるのかもしれません。

とは言え、FRBの立場を考えれば現時点で利下げを明確に示唆することは出来ないでしょう。またトランプ大統領はFRBに対し利下げを強く求める発言をしていますが、FRB議長としては独立性を維持した態度をとるべきであるもののマーケットの期待を裏切るような発言をするにも慎重にならざるを得ず・・・と言う事から難しい状況でしょうから、明日のパウエルFRB議長の発言には注目ではないでしょうか。