株の窓口THE相場勘

昨晩の米・株式市場は世界株安が進む中、ようやく切り返しの動きを見せました。前日に大きく売られすぎたことの反発によるものだと思います。

米中貿易摩擦が深刻化する中、月曜には人民元安が進み、それに対し米国が『中国を為替操作国に認定する』と発表したことで米中貿易摩擦の悪化を懸念する動きが夜間取引では見られましたので、昨晩の米国株式市場の反応は一時的な反発の可能性もあります。

世界経済の減速懸念については、中国も米国農産物の取引を一時的に停止するとの発表をしており、今後も何らかしらの対応策が中国から出てくる可能性も高く、米国も中国に9月1日から『追加関税』を発動させるとの発表をしていることから、こうした背景があるうちは今後も大きく懸念がくすぶるかもしれません。