株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場はNYダウは3日続伸、S&P500、ナスダックともに最高値に近づく動きとなりました。

テスラ株に買いが集まり、ハイテク株中心に堅調な展開となりました。貿易摩擦問題があるとは言え、全体的に楽観ムードが台頭していると言えるでしょう。

確かにGDPからすると貿易に関する問題はたいしたものではないとの見方もある一方、貿易問題は経済成長の重荷になるとの見方があります。今のところは楽観的に、トランプ大統領による口先介入のみとの見方から株式相場は上値が重いながらも堅調ではありますが、やはり決算通過後には注意が必要ではないでしょうか。

経済指標に関しても全体的にはしっかりとしているものの、先週発表のあったISM指数を見る限り、貿易摩擦問題を徐々に反映しているとも見えます。今後どのように現在の米国を取り巻く通商交渉が経済に影響してくるかは不透明なこともあり、11月の中間選挙に向けて、トランプ政権の動きも活発化することが予想されます。

特に夏場の出来高が細る中、不透明要因・懸念材料がある中ではやはり、過度な楽観視には注意するべきではないでしょうか。