株の窓口THE相場勘

今週からthanks giving休暇を迎える米国市場ですが、昨日の米国市場では今後の景気減速懸念が大きく台頭していることや、米中貿易摩擦懸念などの先行き不透明感から連休前にポジション調整の動きが出たと言うことなのではないでしょうか。

株安の影響が消費行動にどのように出てくるのか気になるところですが、23日(金)のブラックフライデーを皮切りに米国市場ではクリスマス商戦が始まります。米国市場ではこの時期の需給が例年最も良い時期ですので、そろそろ下げ止まりを期待したいところでもあります。

ただ注意が必要なのは、昨晩は米国市場が大きく下落したにも関わらず、米債券には大した買いが集まらなかったこと。通常であれば、もう少し買いが入り長期金利が低下してもおかしくないとは思いますが、債券市場の動きを見る限り、金利は下げ止まりつつあるようにも見えます。株式市場が再び上昇に転じることになれば、金利は上昇することになるでしょうから、引き続き米国債券市場の動向には注意したいところです。