株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場は、全般的に見ると月曜日の反動もあり、売りが集まる場面もありましたが引けにかけてしっかりとした買いが集まってくる形でした。上昇の背景にはG20を意識した形になっているようです。

米中貿易摩擦の影響は今後の経済に影響が出てくるのは間違いないでしょうが、マーケットはそれをどれだけ軽微に出来るかに注目が集まっていると言えるのではないでしょうか。

10月以降の株価の下落による消費者の支出への影響は免れないでしょうし企業決算を通過し、12月に入り11月の雇用統計・FOMCが待ちかまえている状況の中、FRB議長の発言などにより利上げペースに対する見方に暫くはマーケットは左右される形になるのかもしれません。

WTIに関しては、世界的な景気減速に関する需要の伸び悩みが懸念しての下落だったのだと思いますが、12月初めのOPEC総会に向け減産の可能性がある中、ここからは売りにくい状況になるとも考えられることから当面の底はつけたと見ても良いのではないでしょうか。