株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場は政府機関閉鎖が続いているにも関わらず反発。中国が大幅な景気刺激策に取り掛かるとの見方から買いを呼び込みました。

英・EU離脱や、米国の政府機関閉鎖などの懸念がある状況では、上値は限定的だったとも言えるかもしれません。

EU離脱案が否決されたことに対して、マーケットは今のところ懸念材料視しておらず既に織り込み済みと受け止めたようです。

政府機関の閉鎖に関しては、後に米国経済を下押しするとの声も上がってきています。現在は影響が出ているとの声は聞こえてきませんが、1~2ヶ月後には悪影響が出てくる可能性はあるでしょうし、経済全体が萎縮する可能性は否めないと思います。

今のマーケットはそれよりもFRBが緩和方向に政策変更するとの見方が下支えしているようですが、実際の景気回復につながるのは更に先になることは間違いないでしょうから、慎重姿勢は崩すべきではないと見ています。