株の窓口THE相場観

昨晩の米国市場は4日ぶりの反落。これまでの上昇の流れが一服、一方では債券利回りが低下したことによる景気減速懸念からリスクオフの動きにつながったと見れるのではないでしょうか。

米国の長短金利(2年・10年)の逆転に関しては、一瞬の出来事でしたが、マーケットの関心は高いようです。これまでですと、逆イールドが発生してもすぐに景気減速につながることは無いと言われていますが、米中貿易協議による景気減速懸念が根底にあり、ドイツがマイナス成長となり7-9月期もマイナス成長となれば景気後退とみなされる局面に来ていることなどもあり、市場は長短金利の逆転に過敏に反応せざるを得ない状況にあるかもしれません。

また、9月1日には米国は中国に追加関税を課す予定であり、これには中国も報復措置をとると公言しており、9月1日に近づくにつれ、株式市場の上値を抑えることになるのではないでしょうか。