株の窓口THE相場勘

トランプ氏と安倍首相の会談は無事に終わったようです。
トランプ氏は自身のFBで「It was a pleasure to have Prime Minister Shinzo Abe stop by my home and begin a great friendship.(安倍首相と素晴らしい友人関係に)」と発表しましたし、安倍首相も「信頼関係を築くことができると確信がもてた」と語ったようなので、日米関係に一安心というところでしょうか。

本日の日経平均は、トランプ氏と安倍首相の会談に対しての安心感、為替の上昇もあり、外需関連銘柄が牽引し、18000円台を回復しました。

ここで皆さんが気になっているのは「こんなに急に円安が進んで大丈夫?」ということではありませんか?
米国大統領選後の上昇の立役者とも言える銀行銘柄のうち、三菱東京UFJ銀行(8306)の貸借倍率を見ると、投資家の心配が顕著に出ていると思います。
貸借倍率= 信用買い残 ÷ 信用売り残 で計算される信用の取り組みを表していて、通常1倍以上あるものですが、三菱東京UFJ銀行(8306)は本日0.98。
これは信用で買う人よりも信用で売る人が多くなっている状態を示します。
急激に上がりすぎて、下げると考える投資家が増えているということですね。

それとは裏腹に円安は進んでいます。何故か。
アメリカの長期金利が昨晩時点で2.3%近くまで上昇しているのが、円安要因の一つだと考えられます。アメリカの長期金利が上昇しているのに対して、日本はゼロ金利政策をとっていますので、この政策の違いから米ドルが買われ、円が売られてしまうということでしょう。
12月に米国が利上げをするかどうかに注目したいところです。

テクニカル面から見ても日経平均の200MA(200日移動平均線)が上向きに方向転換してきました。5MA(5日移動平均線)、25MA(25日移動平均線)、50MA(50日移動平均線)も全て上向いています。ここ数日、200MAが5円づつ上昇してきているのも相場が強い証ではないでしょうか。

以上の観点から、株の窓口では押し目買いの投資スタンスでと考えています。
来週は日本も米国も祝日がありますので出来高が少なくなる可能性がありますが、そろそろ会員様には○○○を推奨できるのでは・・・と思っています。