株の窓口THE相場観

昨晩の米国株式市場は米中貿易協議の部分合意を好感したことを背景に、9月期の決算内容が予想を上回る結果であったことを受け買いが集まる格好となりました。

ただし昨晩の金融企業の決算に関しては、金利低下で利ザヤが縮小しているとは言うものの、米中貿易協議や関税の影響を受けにくい金融セクターである分野であることには注意したいところではないでしょうか。

米中協議の行方については、専門家の話などを見ても楽観視できない状況ではあると思います。市場は楽観視しているものの、中国は米国が課している関税の撤廃をさせたいのは見て取れます。関税をかけ続けている限りは景気減速懸念は今後も浮上する展開が続くとみておくべきではないでしょうか。