株の窓口THE相場勘 ~ハリケーンの影響~

本日より逆ザヤ発生ですね。
中間配当権利取りの日までこの逆ザヤは続きます。

週末には北朝鮮・建国記念日を迎えますが、トランプ大統領が『武力行使を最優先にはしない』意思を伝えたと伝えられてはいるものの、朝方にはメキシコが北朝鮮大使を国外退去処分にすると発表していたり、日露の対話では北朝鮮に対する制裁については歩み寄りが見られなかったなど、依然として北朝鮮リスクが続いています。

簡単には解決しない問題ではありますが、昨晩はECBの政策金利が発表されました。金利は据え置き、10月には政策の詳細が出せるのではないかとのドラギECB総裁の発言を受けた安心感からか、欧州株式市場は軒並み高となりました。

また、米国はハリケーンによる経済成長の遅延が懸念されます。
ハリケーン『ハービー』の影響により、昨晩発表のあった失業保険申請件数が大きく増える形となりました。更に脅威になると見られているハリケーン『イルマ』が今週中にもフロリダ州
接近もしくは上陸すると見られていますので、今後の状況を観察していくしかなさそうですね。

『ハービー』の際には、テキサス州の保険加入者がさほど多くなかったとの見方から、保険株に関しては他業種と比べてさほど大きく売られている感は無かったように思えますが、昨晩の米国の動きを見る限りでは、保険会社の業績にも影響が懸念されます。
被害の程度によっては、日本の保険業界にも影響が予想されるので、米国の自然災害の状況についてはチェックしていかなければなりませんね。

金利が下がる・保険料の支払いが増えるとなると、一見割安に見えてもうかつには手を出せなそうです。

それでは今週もお疲れ様でした。
良い週末をお過ごし下さい。