株の窓口THE相場勘 ~今晩のトランプ氏会見に注目~

本日の日経平均は、前場プラス圏で推移。
市場関係者の間では、今晩のトランプ氏の会見(日本時間1月12日1:00から)を前に空売り(ショート)していたものを買戻し(カバー)する動きだったのではないかとの声がありました。

昨晩のNYダウもプラス圏に転じるも、引けにかけてトランプ氏の会見を前に様子見ムードが高まってか、利益確定売りに押されるかたちで終えていました。

メキシコに工場設立を計画し断念したGMだけでなく、アップルもトランプ氏への対応策?としてか、アリゾナに新工場立ち上げを発表。トランプ氏のTwitterでのツィートに米国企業が経営計画の見直しが見られるほどですし、日本でも米国の雇用に投資することを発表しているソフトバンクなど、トランプ氏の政策に賛同している企業の株価が上昇するなど依然としてトランプ相場が続いているようですので、本日の会見でどのようなことが発表されるのか企業、マーケットが注目しているでしょう。

ただし昨晩、円・金・債券が買われていたことが気になります。
また、オバマ大統領が任期中に最大の精力を注いでいたとも言えるオバマケア(医療保険改革)をトランプ氏は共和党と組んで新議会の初日に撤廃の措置を取り始めたといわれていましたが、上院での採決に早期に持ち込むための手続きに数週間かかる可能性があると言われ始めています。

大統領選挙期間中に有権者に約束したことに対し、どのように対応する予定なのか。

今晩はトランプ氏の会見を聞くまで寝られなそうです。