株の窓口THE相場勘 ~今週の注目スケジュール~

先週末、米国で発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回り、3指数揃って上昇。ですが、SOX指数はマイナス圏で終了していることや、賃金の伸び悩みが確認されたこともあってか、ドル円の上値は限定的でした。

今週は米国でFOMCが開かれ利上げを発表されると見られている。今月の利上げについて、マーケットはおおかた織り込み済みだと思いますが、注目は来年の利上げ回数ではないでしょうか。インフレ率の伸び悩みから2回程度になるのではないかと見ているマーケット関係者もいるようですので、3回との予想となればドルが買われる可能性があると思います。

また、今週末は米国のメジャーSQを控えている他、税制改革法案が年内成立となるのかなど、引き続き米国にらみの展開となりそうです。

来週からは海外勢がクリスマス休暇に入ることもあり、来年1月のSQまでは出来高も少なく、例年通り、個人主体の動きとなる可能性が高いことから、大型よりは中小型銘柄が活況になるのではないでしょうか。

今週注目の経済指標は

12月11日(月) 法人企業景気予測調査
12月12日(火) 国内企業物価指数/ 独・ZEW景況感調査/ 米・FOMC・財政収支
12月13日(水) 機械受注/ 米・FOMC終了後政策金利発表・イエレンFRB議長発言
12月14日(木) 中・小売売上高・鉱工業生産/ ユーロ・PMI・ECB政策金利発表
12月15日(金) 日銀短観/ ユーロ・貿易収支/ 米・鉱工業生産・設備稼働率
などがあります。