株の窓口THE相場勘 ~今週の注目ポイント~

今晩の米国市場は半日立会い、明日は独立記念日で米国市場は休場と言う中、本日の日本のマーケットは、昨日の都議会選挙の結果が顕著に出るのではと懸念をしていましたが、予想に反してこじっかりでした。

自民党は過去最低の議席数を下回り、小池百合子知事が率いた都民ファーストの会が第一党に躍進するなど、予想はしていたとは言え、サプライズな内容だったかと思いましたが、マーケットはさほど気にしていないようですね。

ただ、海外投資家が、この選挙結果をどのように判断するかは本日の動きだけでは分からない部分があるとは思いますが、何よりも私個人的には、本日場中に発表のあった、『小池百合子都知事が都民ファーストの代表を辞任』に関して、小池知事の判断力・行動力の
速さに、これまでの日本の体制に変化が期待できるのではないかと思えました。

今のところ、都議会選挙の結果は悪材料とはされていないようですので、他に注目すべき内容と言えば、週末の米国はNYダウは上昇したものの、ハイテク株には、引き続き利益確定の動きが見られましたので、この資金の流れについては注目したいところ。

また、今週は、
7/3(月)23:00 6月ISM製造業景況指数
7/5(水)27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
7/6(木)20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:15 米国6月ADP雇用統計(前月比)
23:00 米国6月ISM非製造業景況指数(総合)
7/7(金)21:30 米国6月非農業部門雇用者数変化(前月比)/6月失業率/6月平均時給(前月比)
などの重要指標の発表を控えています。

米国の金利が、ここ最近上昇傾向にあることから、ドル高・円安に動いていることが日本株の20000円維持を下支えしていることもあると思いますので、経済指標の結果、それに対する株価の動き、セクターの動き、資金の流れを見極めていく必要がありそうです。