株の窓口THE相場勘 ~今週の注目内容~

3連休明けの日本のマーケットは、地政学リスクへの警戒感がくすぶってはいますが、決算発表で業績の良好さを確認した直後ということもあり、下がれば買いたい投資家が多いことが立証されたのではないかと思います。

米議会や海外投資家も9月のレーバーデーまでは夏季休暇となる為、出来高が減少するかと思っていましたが、さほど薄商いにはなっていなかったように見えました。

議会が夏休みですので、米国の政策に対する材料は乏しい時期になる為、当面は北朝鮮の動向や海外動向を睨みながらの展開が続くでしょう。10日は米国が3指数揃って大幅に下落したことやVIX指数が上昇しましたが、11日の米国は一旦は下げ止まった形となったことも、本日の日本市場の下支えになったのだと思います。

テクニカル面では
■日経平均は一目均衡表の雲下限を推移。このままの水準で推移すると、明日にも一目均衡表の雲を下抜ける形になります。
■VIX指数は、依然として低水準ではあるものの、米国のVIX指数は3営業日で62%上昇し、米大統領選挙後の最高水準。日経VIX指数も18を越えてきています。
■空売り比率は7/28・7/31・8/9・8/10と直近の部分だけでも4営業日40%を越えて来ています。今年3月下旬から4月下旬にかけて、連日で40%を越えていた際の日経平均は、高安で約1260円下落しましたが、今回は本日までで高安約590円下落。
となっています。

価格帯別出来高チャートで見て見ると、19200円を割り込んでくると薄商いの価格帯に入ってくる為、当面はこの水準を維持出来るかを見極めることになるのではないでしょうか。

今週注目の経済指標は
8月15日 独・GDP速報値/ 米・小売売上高
8月16日 訪日外国人客数/ 英・失業率/ 米・住宅着工件数/ 米・FOMC議事要旨
8月17日 日・貿易収支/ ユーロ・貿易収支/ 米・鉱工業生産指数
8月18日 中・不動産価格指数/ 独・生産者物価指数
などが予定されています。

世の中、お盆休みの方も多いかと思いますが、会員様に推奨していました日経○○○○○○○○は良い形で利がのってきました。長くこう着感の続いた相場でしたので、次に何を仕込むか、いつ仕込むか、しっかり見て行きたいですね。