株の窓口THE相場勘 ~円安は進まない?!~

昨晩の米国市場は前日の大幅高を受けて利益確定売りに押された形になりました。
また今朝方の発表によると、3月の利上げの可能性が90%を超えてきたと言うことですので、今晩のイエレンFRB議長の発言では、年に何度の利上げが行われるかに焦点が移ってきているとかいないとか。

米国が利上げを行えば、日米金利差により、必然的に円安方向に進むはずなのですが、昨日、元財務官の渡辺博史・国際通貨研究所理事長が「米国が利上げをしても円安が進まない可能性がある」ことを言及しました。

今現在、米国の利上げは年内に最低2回行われると見られていますし、経済状況によっては3回もあるのではないかと見ているマーケット関係者もいます。その一方で日銀は、長期金利をゼロに抑えるイールドカーブ・コントロールを続けていますので、米国の金利が上がれば上がるほど、日米の金利差は広がり、円安に寄与するとのことから、今まで買われている銘柄も多いですよね。

ですが、渡辺氏の見解では「日米の長期金利差が4%ポイント程度に拡大すれば、日本は低利資金供給源として海外から批判され得るとし、その場合は日銀が金利目標を引き上げる」と言うのです。

トランプ大統領の一声でも円高方向に簡単に動いてしまう現在の日本のマーケットですから、金利目標を引き上げることになるとやはり渡辺氏の言及通り、過度な円安には進みづらいのかもしれません。

日銀のオペについても近いうちに株の窓口THE相場勘に書こうと思っておりますが、トランプ大統領の演説や、米国マーケットが盛り上がっている裏側で、指摘や変更がおこっています。

トランプ大統領の演説以降、ドル円は114円を維持しているにも関わらず演説以降の日本のマーケットの出来高が少なく、全体として硬直状態が続いているには、依然として楽観視できないというのが実情なのかもしれませんね。

先週、プレミアムクラス・ゴールドクラスの会員様に推奨した銘柄はこういった相場にも関係なく上昇してますね。昨日は値上がり率上位にも顔を出しておりました。
まだ上を目指すものと思っていますので、含み益が出ていますが、まだまだホールドです!

それでは今週もお疲れ様でした。
良い週末をお過ごし下さい。