昨晩の米国は薄商いの中、一方通行に動きやすい状況の中、3指数揃っての上昇となりました。背景に何かあるかと言うと、税制改革等を見ても、特に進展があったわけではなく、感謝祭の休みを前に買えるものは買っておこうという動きがあったのではないでしょうか。
感謝祭の後にはブラックフライデーを控えており、個人消費や小売の動向に注目が集まってきています。また、ネット通販等のサイバーマンデーへの注目の方が高まっている傾向にありますので、週末、来週明けのネットショッピングを運営する銘柄や、物流等も含め、年末にかけてのクリスマス商戦に向かい、この動きは続くと見ています。
原油価格が上昇していることも現在では、世界の景気回復を象徴している形ですが、原油価格の上昇と言うのはインフレに繋がる可能性がありますので、この好循環がどこまで続くのか注目すべき点であり、年明け以降には原油高の進行によるインフレ・物価の上昇というのは次の株式市場の懸念材料となる可能性もありますので、物価動向には注意しておいた方が良いかもしれません。