株の窓口THE相場勘 ~外部要因~

昨日のWTIは、今週に入って何度かお伝えしてきた通り、OPEC総会が開催されたことで出尽くし感が出たようで、原油価格が下落しました。
それにも関わらず、NYダウは小売業の好決算が伝えられ上昇して終えました。

ですが日本時間になって入ってきたNEWSで、ブラード米セントルイス連銀総裁が
「再び景気後退に陥れば、異例の緩和策使用も」と発言したことや、トランプ大統領の娘、イヴァンカ氏の旦那様である「クシュナー氏が、ロシア疑惑でFBI捜査線上に浮上」したことなどが伝えられ、日本のマーケットは軟調に推移しました。

また、FBI元帳間の公聴会が6月8日(木)に最終決定したとも伝えられているので、何か特別なサプライズが無い限り、様子見ムードの高い相場が続くのではないでしょうか。

ロシア疑惑については、どんなにトランプ大統領の弾劾について報道が出ようと、昨日のブログにも書いた通り、米国政策の方向感は変わらないですし、トランプ大統領の実績が反映されている米国マーケットを見ると、何ら問題はないと思っていますが、上院での承認が必要な際に、突っ込みどころが出てきてしまったことで、承認までが長引く懸念は否めないですね。

何度も書いていますが、中長期で見た流れは米国の共和党政策に代わりが無い限り上昇。短期的にはSell in Mayを意識した調整局面になるのではないでしょうか。

来週の水曜日にはベージュブックの発表もありますが、利上げの回数がどうなろうと、大きな流れで見れば、米国経済は良好な方向に進んでいることを念頭に投資を行っていけ良いと思っています。日本のマーケットは外部要因に影響を受けやすいと言われますが、外部要因以外で大きく動くこともなかなか無いので、しっかりと米国の動きには注視していきたいですね。

それでは皆様今週もお疲れ様でした。
良い週末をお過ごし下さい。