株の窓口THE相場勘 ~年末までの動きについて~

昨晩の米国市場は3指数揃っての続伸となりました。一時、NYでの爆発があったとの報道を受け、ドルが売られる場面もありましたが、FOMCでの金利引き上げへの期待感や税制改革への期待などから押し目には買いが入る展開が続いているようです。

CMEグループのフェドウォッチによると、市場は25bpの利上げを85%の確率で織り込んでいます。

またこれまで、税制改革が行われてもメリットが少ないとの見方からか、利益確定に押されていたハイテク株が昨日は買われていたことを見ても、高いものには売りが出ても、すぐさま循環物色されると見ると、マーケットの需給環境は良いのではないでしょうか。

来週辺りから、海外投資家がクリスマス休暇に入る為、徐々に大型から個人主導の銘柄に物色のシフトが起こると見ています。また週末には四季報が発売されることから、徐々に次回への決算を見越した動きも見られるのではないでしょうか。

ただ、海外投資家が休暇に入る前に日本株を大幅に買い越す理由も見当たらず、売りこす理由も見当たらないことから、個人的にはここから年末にかけての大きな値動きは無いようにも思えますが、日本でも米国同様、循環物色が続くのではないかと思います。