株の窓口THE相場勘 ~日本で今後有望と思われる業種~

昨晩は友達との食事で夕方から銀座に行ってきました。
市場調査がてらと、待ち合わせ前に『銀ブラ』をしてみたのですが、とにかく人が少ないことに驚きました。
小売銘柄が苦戦しているのが、顕著に現れていたように思います。地下街の食品コーナーなら・・・と見て回って来ましたが、どの店舗もびっくりすることに、ほとんどと言って良いほど、お客様は見当たらず、店員さんがショーケースを磨いているありさま。
2~3年前の銀座の地下食品コーナーと言えば、人が溢れていて、何か買い物をしようとすれば、必ずと言って良いほど並ばなければならない状態でしたが、小売は厳しい局面が続いているようです。

そんな中、昨晩はIMF(国際通貨基金)が世界経済の見通しを発表し、日本の今年のGDPの伸び率見通しを1.2%のプラスに上方修正。主な要因は輸出の伸びが続くこととしています。

直近のところでは、ドル安・円高に進んでいることから積極的に輸出銘柄を推奨するのには疑問がありますが、円安に進む兆しが見えた時には、良いのかもしれません。

では、日本の現状を踏まえて、どの業種が良いのか・・・
ノンバンクセクターは地政学リスクが落ち着いた際には良いかもしれません。
本日もアイフルは好調。出来高を伴って上昇しています。買われている理由としては、
「政府は日銀の次期審議委員に「リフレ派」の片岡剛士氏を提示、政策委員会は一段とハト派色が強まるとの見方が強まっている。」ことや、国内10年債利回りが直近0.00%に下落していることから、ノンバンクセクターにとっては、金融緩和効果が調達資金コストが低下することから、収益面に追い風との見方があるようです。

ただし、北朝鮮問題が解決していないことや、昨晩発表のあった英国の総選挙前倒しなど、依然として地政学リスクが多いだけに、今すぐ、そういった銘柄を推奨しているわけではありません。

起きては欲しくありませんが、有事が起こった場合、下落は長くは続かず、起きてしまえば、その後は上昇という形になるでしょうからその時、もしくは何らかの形で地政学リスクの解決が見えた時、それから買っても決して遅くはないと思います。