株の窓口THE相場勘 ~直近の米国の動きについて~

NY市場の昨日の動きでは、株価指数の先物などは夜間取引で大きく値を下げる場面もありましたが、寄り付き直後は不安定な動きがあったものの、午後からはまとまった買いが入ってきました。

NY市場の動きにより世界同時株安となりましたが、このところはアルゴリズムを使ったトレードがマーケットを動かしていると言うこともあり、売りが売りを呼んだ形になっていたのかもしれません。

今回の調整のきっかけになったのは金利上昇ですが、その後大きく下落したのはボラティリティが膨らんだことにより処理せざるを得なかったと取れるのではないでしょうか。まだ下落の可能性もありますが、夏にかけては上昇局面に繋がる可能性もあると見ています。

ですが金利上昇が3%を超え、利上げペースを速めざるを得なくなれば、マーケットの流れが大きく下落することもあるかもしれません。

当分の間は、売り時を探すほうが懸命かもしれません。

今回の急落では金を買う動きが見られませんでしたが、金利の上昇が嫌気され金に買いが入らなかったのだと思います。一般的に安全資産と言われますが、リーマンショックの際にも見られた通り、大きな流れには逆らえないということも覚えておいた方が良いのではないでしょうか。