株の窓口THE相場勘 ~空売り比率から予測する外国人売り~

昨晩の米国は、貿易収支の赤字幅縮小、原油高を好感し、3指数揃って、ザラ場ではマイナス圏を推移する場面もありましたが、終わり値では買い優勢の形で終えました。
現在の米国マーケットの関心は税制改革とインフラ投資だと思いますが、詳細が何も出ていない状態であることから、期待感は残っていると言う事かもしれません。

ですが、これで米国、ドル円が反転するかと言えば、まだそうとも言い切れない水準だと思っています。
と言うのも、空売り比率を見て見ると、今年に入ってから、外国人投資家が売りこした週には、40を超えている1日~2日程度あったのですが、3月22日から昨日までの数値を見て見ると

3/22(水)40.1
3/23(木)38.7
3/24(金)35.8
3/27(月)41.2
3/28(火)39.1
3/29(水)40.3
3/30(木)40.9
3/31(金)40.4
4/3(月)40.0
4/4(火)43.2

と、10営業日中、7営業日が40を超えており、この数字から見る限り、新年度入りしても外国人投資家の売りは続いているものと見て良いのではないかと思っています。
ちなみに3月29日からは5日連続で40を超えているのを見ると、この売り目線がどこでストップするのか見極めたいところでもあります。

今週末に行われる米中会談なのか、来週末のSQ日がきっかけとなるか、はたまた、4月23日の第1回フランス大統領選投票日、トランプ大統領のハネムーン100日を終える今月末・・・
きっかけになりそうなイベントは多いので、ファンダメンタル・テクニカルの両面からチェックしないといけないと思っています。