株の窓口THE相場勘 ~米・中首脳会談中に・・・~

昨日時点で東証一部の騰落レシオが78.41を付け、売られすぎの基準まできていたので、朝方は全体、自立反発の形になっていましたし、これまでの米国イベントの前は日経は買い優勢で終えることが多かったのですが、本日はトランプ大統領がやってくれました・・・

化学兵器を使用したと見られるシリアの空軍基地に対し、50発以上もの巡航ミサイルを発射したことにより、NYダウ先物は一気に売り優勢になり、リスク回避の円買いが進んだことから、マーケットの空気を一転させる形になりました。1~2発というのではなく、50発以上ともなると、それだけ、軍事制裁に対する本気を感じます。

攻撃は終了していますが、これにより、米国の軍事制裁は口先だけではないことを証明したことになります。北朝鮮問題もそうですが、今回の軍事行動はロシアの承認を得ることなく行ったということもあり、米・露の関係も気になります。
マーケットでは米・中首脳会談に関心が集まっていた中、こういった行動に出ることは、米中関係にはどのような影響があるかも見極めなくてはいけませんね。

このような地合の中では、テクニカルは一切通用しなくなると思っているので、今回のイベント(米中首脳会談)を通過し、結果を見てから判断したいと思います。
通商関係がどのような形になるのか、今後の日本との貿易を見る上で、一つの方向性が見えると思いますし、安倍首相との時のように、ニコニコ笑顔で終えられるのであれば、米国マーケットは下方向に向かう可能性があると思いますし、対立が明らかになるようであれば、トランプ政権の主張を貫いた形になるのでしょうし、好感される可能性もあるのではないかと思いますし、今後に対する懸念が出てくる可能性もあるとも思うので、結果を見てからの検証が必要だと感じています。

ですが、ただ今推奨中の銘柄は、本日も堅調。
このような時ほど、強さを発揮するものですので、会員様はホールドしながらイベントを見極めてくださいね。

それでは皆様、今週もお疲れ様でした。良い週末をお過ごし下さい。