株の窓口THE相場勘 ~米国の動向~

14日の米国の株式市場は、前日と同様の相場展開だったと思います。昨晩はGEの業績に対する懸念から下げを牽引。下がったところで買いが入る場面もありましたが、マイナス圏で終えてますので、前日よりも売り圧力が強まっているのかも知れません。

今、最も注目を集めているのは税制改革です。昨晩は上院で税制改革案の中のオバマケア個人加入の義務付けを廃止する案が出てきたりで、新たな案が出てきては消え・・・が続いているので、本当にマーケットの期待通りの税制改革が年内に成立できるのかについて、今後も横睨みの展開が続くことが予想されます。

原油価格にも一服感がでてきました。そこにIAEの需要見通しが前月分よりも引下げられたことが売り圧力を強めました。今月の発表では年内、少し供給過剰になるのではないかと弱気な見方を示しています。ただ、需要見通しに関しては、OPECでは引上げられているので、調査期間によってばらつきが見られます。ただ、供給面では今後もサウジは減産を続ける姿勢を続けていますので、こちらに焦点が集まるようになれば、年末にかけて再び上昇するのではないでしょうか。