株の窓口THE相場勘 ~米国動向~

昨晩の米国市場はS&P500、ナスダックが高値更新しました。

現在の大きな懸念材料と言えば米国の通商交渉ですが、昨晩はメキシコが豚肉・チーズ・鉄鋼などに報復関税をかけることを表明しています。この行方はNAFTA交渉に影響することが考えられる為、小型株で構成されるラッセル2000が高値を更新する中、NYダウの大型株が方向感を出せない理由なのかもしれません。

問題視されることの多い長期金利については、マーケットの動きを見る限り懸念は払拭されているようです。

原油価格については6月22日にOPECが総会を開く為、それまでは増産・減産の懸念が出やすい状況です。価格動向とOPECの思惑を睨みながらの展開になるのではないでしょうか。