株の窓口THE相場勘 ~連騰ストップか~

昨日は歴史的な15連騰を成し遂げた日経平均株価ですが、本日の寄り付きはマイナス圏からのスタートとなりそうです。

昨晩は、特に重要指標の発表もない中、米国市場はプラス圏からスタートするも、最終的には利益確定売りに押されるかたちとなりました。ですが、引き続き、今後発表される企業決算には注目度も高く、米国・共和党下院のメドウズ議員は昨晩、予算決議案の下院採決が予定されている26日の約1週間後に、共和党税制案を公表、11月半ばから第3週にかけて、その採決が行われるのではないかと言及したとこから、米国の減税に対する期待も引き続き高い状態と言えるでしょう。

ですが、日本も含め米国株式市場も、上昇スピードには『スピード違反』的な部分もあるとの見方が出ていることから、どこで調整に入ってもおかしくない状態であると懸念している投資家も多く、昨晩は一旦は利益確定に押される形になったのだと思います。

今晩の米国では、コーニング、ユナイテッド・テクノロジーズ、シャーウィン・ウィリアムズ、GM、3M、キャタピラー、マクドナルド、AT&T、AMD、テキサス・インスツルメンツなどの決算発表が予定されていますので、予想を上回る決算が出た銘柄には買いが集まるでしょう。

日本でも、昨日発表のあった決算発表銘柄に注目。全体的には良好な決算が多かったように思えますが、これまでの上昇とともに、期待感の高まりは株価に織り込み済みとの見方もありますので、決算発表の内容が『更なる期待』になるのか、『出尽くし』となるのか、動きに注目です。