株の窓口THE相場勘 ~週末の世界の動きを振り返る~

本日は週末の動きを受けて、ドル円が軟調に推移。
決算発表前に、本日の為替水準は重しになりそうですが・・・

週末にあった内容は下記の通りです。

■米財務省は中国の為替操作国認定を見送り、日本の監視は継続。(北朝鮮問題での協力体制があり、トランプ大統領も中国を為替操作国に認定は出来ないと発言)。
■米国3月小売売上げ高は、自動車の購入減が響き、2ヶ月連続で減少。
■米国3月消費者物価指数は0.3%低下。(1年ぶりのマイナス)。
■トランプ政権の警告を無視し、北朝鮮は週末、ミサイルを発射するも失敗。(一部では、米軍がサイバー攻撃で妨害下との声も・・・)。
■キム・ジョンウン委員長出席の軍事パレードで、北朝鮮はミサイル披露。
■中国国際空港は17日からの北京-ピョンヤン便の運行を停止。
■17日15:00より、韓国大統領代行と、米・ペンス副大統領が記者会見。
■ロシア「シリアの化学兵器攻撃は、でっち上げの公算が高まった」との見解を発表。

依然として地政学リスクが強まる中、明日、米国ペンス副大統領と麻生副総理が初の日米経済対話を行います。また、ペンス副大統領は、安倍首相とも会談を予定しており、北朝鮮
問題などを協議すると伝わっています。

初めての日米経済対話ですので、最初から強く何かを言われることはないかと見ておりますが、トランプ大統領は『貿易・為替の不均衡是正、2国間通商協定を優先する』と訴えており、週末の為替操作国認定の結果でも、日本の監視は継続となっていることから、ペンス副大統領が貿易・為替の不均衡是正についてどこまで言及するかに注目したいところです。

フランスの大統領選も控えており、4月25日には再度、注目されている北朝鮮のイベントがあるので、まだまだ不透明要因が多い状況が続きます。その日限りのデイトレは良しと思いますが、こういった状況下では、長い目で買いに入るのは、買い転換サインが見えてからをお勧めします。