株の窓口THE相場勘 ~3連休前に~

本日はSQ算出日であったにも関わらずの薄商いでした。
通常ですと、SQに伴った売買が行われることから出来高がその分増えるのですが、本日に限っては商いが乏しく、それだけこう着感が強いことの表れなのでしょう。
もちろん、日本は明日から3連休と言う事もあるでしょうし、今晩から本格化する米国の決算発表を見極めたいという動きも出ていたとも思います。

昨晩のイエレンFRB議長の発言内容は、一昨日発表のあった内容と変わらずでありましたし、IEAが原油の世界的な需要拡大ペースが加速するとの見方を示しましたので、WTI先物は久々に46ポイント台にのせてきました。

米国も日本も、こういった状況で、相場環境は安定していると思っていますが、イエレンFRB議長の発言からしても、『利上げのペースは緩やか』となりそうですし、為替も
急激には動かない状態が続きそうに思えます。

今晩の米国では、JPモルガン・チェースの決算発表が予定されています。
昨日のブログでも書いた通り、通常ですとこの時期の米国の決算発表では、あまり良いものが出てこないことが多いのですが、昨晩のNYダウは金融銘柄の上昇が見られましたので、決算期待がある程度あるのかと思います。
となると、良い決算が出ればサプライズで全体を牽引して上昇する追い風になる可能性もあると見ています。

他にも今晩(日本時間の21:30)、米国・6月消費者物価指数や6月小売売上高の発表があります。
予想では、いずれも前月よりも強気の数字が見込まれていますので、4月5月の経済指標で弱かったものは、FRBの見通し通り、一時的なものであるのかと言うのも、見ておきたいですね。

と言う事で、明日から3連休。皆様、楽しい連休をお過ごし下さい。