株の窓口THE相場勘 ~今晩の注目内容~

決算発表が本格化している日本株。
日経平均は、本日も相変わらずの小幅な値動きを続けていますが、7月30日・31日共に、空売り比率が40%を超えていました。

決算期待はあるものの、コンセンサス予想に届かなかった銘柄に関しては、一部のヘッジファンドが空売りをしているとの声も。
安川電機などのように、サプライズ決算で無い限り、なかなか急騰とはならなそうです。
個人的にはコンセンサス予想が高すぎると思う銘柄も多いのですが、期待感が強い銘柄ほど、出尽くし感から売られている傾向にあるようです。

では、本日も今後の相場を見る上で欠かせない、米国の状況についてです。
昨日は、トランプ大統領がスカラムッチ氏を解任するとの報道があり、ドルが売られ、円が買われました。また、コーン米国家経済会議委員長は「トランプ大統領が税制改革の年内実現にコミットしている」と発言したのに対し、米上院財政委員会委員長(共和党)はトランプ大統領が目指す15%の法人税率について、25%への引下げでも困難が予想される」との認識をインタビューで示しました。

いつかは決定されるのでしょうし、その税率がどのくらいになるかの議論が続くことで、期待相場となれば良いとは思いますが、ナスダックやS&P500は昨日下げており、全体的にはやはり、米国も夏枯れ相場になる可能性があると見ています。

今晩の米国では、昨日ブログにも書いたとおり、アップルの決算発表が予定されています。アップルの決算内容や、今晩の米国・ハイテク株の動きは明日の日本のマーケットにも影響を及ぼす可能性があると思います。

その他にも、日本時間21:30には、米国・6月個人消費支出、23:00には米国・7月ISM製造業景況指数の発表があります。いづれも、現在の米国の経済状況を確認する上で、重要な指標となりますので結果と、それを受けての米国の動きに注目です。