株の窓口THE相場勘

今週に入り、米国市場は2日連続で大きく下落しています。トランプ大統領が対中国製品の関税を引上げるとツィートしたことをきっかけに、米中貿易協議に対する楽観ムードから一気にリスクオフに変化しました。

次いで昨日はムニューシン氏・ライトハイザー氏も米中貿易協議に対する発言も出てきていることから、関税の引き上げへの真実味が帯びてきている情況とも言えるでしょう。

加えて、米国では決算発表シーズンがピークを過ぎ、材料難な中であることからマーケットの注目は懸念に集中せざるを得ない情況になっていることもリスクオフを加速させています。

経済指標を見ると確かに雇用は好調とも取れますが、雇用統計は遅効性の高いものであることから、楽観視は出来ないのかもしれません。

今週はCPIやPPIの発表もあり、インフレ圧力の低下が、FRBの見立て通り一時的なものなのかも含め注目ではないでしょうか。