株の窓口THE相場勘

連休明けの28日の米国市場は、3指数揃って下落。取引開始直後はプラス圏で維持していましたが、中盤以降、米国の長期金利の低下を嫌気する動きとなり終盤にかけて売りに押される展開となりました。

米国の経済指標を見ると、昨晩に関しては悪い指標が出てきたと言うことはありませんでしたが、米中貿易摩擦に対する懸念が浮上。来日中にもリップサービス的な発言もなく、マーケットは米中貿易摩擦に焦点が集まったと言うことなのでしょう。

株式市場と連動性の高い原油価格を見ると、先週末に5ドル近く下げた場面があり、景気減速に伴い需給が緩むとの見方が台頭していると言えるのではないでしょうか。イランやサウジの情況を見れば買いが入ってもおかしくない情況でありながら、下げた分を取り戻せないとなると、やはり景気減速懸念の方が強く出てきているようです。