株の窓口THE相場勘

昨日の米国市場は大幅続伸となりました。昨晩の時点で売りも一服との見方も広がったところに、パウエルFRB議長の発言をきっかけに上げ幅を拡大して終えました。パウエルFRB議長から直接、利下げについてのコメントは無く、『適切に対応する』との発言ではあったものの、マーケットは利下げを催促する形となったようです。

今のところ早ければ7月の利下げの可能性が織り込まれつつあり、年内の利下げは2回と言うのが織り込まれつつありますが、FRBのメンバーの発言を見る限り、インフレは目標に近づきつつある・米国経済は悪くはないとの見解は見せていますが、今月のFOMCで利下げについてどのように反応を見せるのかにマーケットの注目が集まってきそうです。

メキシコへの関税について、メキシコ側からは楽観的な見方が示されていることや、米国としてはメキシコへの関税に反対の見方をする声もありますが、トランプ大統領は依然としてメキシコへの関税に対し強硬な姿勢を崩していないようです。

しばらくは利下げ期待が続くこともあるでしょうが、過度な楽観視には注意した方が良いかもしれません。