株の窓口THE相場勘

昨晩の米国株式市場は大幅続伸。欧州時間にドラギ総裁が『追加緩和』の可能性を示唆したこと、米国時間にはトランプ大統領は『G20で米中会談を行う』ことをツィートしたことで、マーケットはリスクオンとなりました。

マーケットの反応を見る限り、トランプ大統領の発言が大きく反映しており、G20で会談は行われたとしても協議は難航するとの見方が大半を占めているもののトランプ大統領の影響力の強さが顕著化したと言えるのではないでしょうか。

それに対し、米国の長期金利は一段と低下。債券市場では『米中貿易摩擦』がと言うより、ここまで進んでしまった以上経済への影響は免れないこと、また今晩FOMC後にパウエルFRB議長の会見が予定されていますが、現状では利下げに対しこれまで以上に強い意志が見られるかどうかは分からない部分であり、マーケットが失望する形となれば一時的なショックが起きる可能性もあると考えています。