株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場は3指数揃っての反落となりました。ここまでの上昇ピッチが早く、買われすぎ感が高まっていたところにブラード総裁が『いきなり50bpを利下げすることはない』との発言をしたことや、経済指標の結果が悪かったことなど、悪材料が重なったことが要因でしょう。

FRBに対するマーケットの期待が強すぎたと言うこともあるでしょうし、これまでハト派と見られていたブラード総裁の発言に市場が失望したとも言えるかもしれません。

債券市場を見ると、発言後に一瞬大きく動いたこともありましたが、株式市場に比べると『景気減速懸念』『将来の利下げ』を見据えた動きとなっています。

債券市場の動きを見る限り、株式市場も『悪い経済指標』→『利下げ期待による上昇』との良い上昇とは言えない状況から、徐々に『景気減速懸念』を織り込む形となるのではないでしょうか。