株の窓口THE相場勘

本日の日経平均は祝日前の利益確定売りと期待感の買いが交錯し、方向感に乏しい展開でしたが、内容は昨日の「THE相場勘」に指摘したような動きだったかと思います。

今朝方、「トヨタ自動車(7203)などの日本車6社の北米売上げ減速」とNEWSがありましたが、円安を好感して買われていた銘柄に一時的にネガティブ・イメージが出てきた可能性もあります。

↓これは日経平均の価格帯別出来高チャートです。

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日経平均の価格帯別出来高チャートを見てみると、17500円近辺から上には出来高の少ないゾーンがありました。
そこに米・大統領選や円安と言った好材料が続いたこともあり、これまで日経平均は上昇しやすい状況下にあったことが分かります。

毎日会員様にお送りしているDaily Reportにも記載している25日線乖離率を見ると本日の終値時点で4.46。乖離率とは、25日移動平均線からどれだけ離れているかをパーセントで表示したもので、一般的に5%離れると自立的に株価が移動平均線へ近づこうとすると言われています。

勢いのある時は指標を無視した動きになることもありますが、テクニカル面から見ると、日経平均は一度押してもおかしくない水準にあります。

以上を考慮すると、今後は全体に上昇すると言うよりは個別銘柄物色の必要が出てくるのではないでしょうか。
本日の動きだけを見ると、今まで買われていた外需銘柄や金融銘柄ではなく、内需の出遅れ銘柄の上げが目立っていたように思えます。

昨晩の米国では年末商戦・クリスマス商戦に向けた期待感でamazonが急進。
OPEC合意期待やドル安、ネットやスマホでの売上げ増の期待から、配送が増え、原油消費量が増える可能性があると原油先物が上昇。
更にそれを受けて資源関連株が上昇していました。

この内容は日本国内でも同様の期待をして良いのではないでしょうか。

米国で以前から言われているのが、ネットやスマホでの売上げが実店舗を上回るのでは・・・と言うこと。
本格的に売上げの実態が明らかになると更に注目されると思います。

昨日会員様に配信した銘柄は、好業績でありながら出遅れ感も強く、年末商戦にも関連付けられるものですし、本日、上昇&高値引けしました。現時点では、アメリカの昨晩のamazonの上昇前に良いタイミングで推奨できたと思っております。これからが楽しみな銘柄です。

「Imagination is more important than knowledge. For knowledge is limited, whereas imagination embraces the entire world, stimulating progress, giving birth to evolution.」
(想像力は知識よりも重要だ。知識には限界があるが、想像力は世界さえ包み込む。)
アインシュタイン